三味一体
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三味線の調弦とは?本調子・二上り・三下りの違いをやさしく解説

三味線は弾く曲によって糸の張り具合(音の高さ)を変えます。この調弦のパターンには「本調子」「二上り」「三下り」という3つの基本形があり、同じ文化譜の同じ数字を弾いても、調弦が違えば鳴る音の高さや響きが変わります。この記事では、3種類の調弦の違いと使い分けをやさしく説明します。

調弦とは何か

三味線には一の糸・二の糸・三の糸という3本の糸があり、演奏前に糸巻きでそれぞれの張りを調整して音の高さを合わせます。この糸同士の音程関係のパターンが調弦で、曲や流派によって使い分けられます。文化譜は「どの糸のどこを押さえるか」を数字で示すだけなので、調弦が変わると同じ譜面でも鳴る音階自体が変わる、という点が五線譜との大きな違いです。

本調子(ほんちょうし)

本調子は最も基本的な調弦で、一の糸と二の糸が4度、二の糸と三の糸が5度の関係になります。多くの民謡や古典曲の基礎になっており、最初に覚えるべき調弦とされています。教則本の最初の曲の多くはこの本調子で書かれています。

二上り(にあがり)

二上りは本調子から二の糸を全音(もしくはそれに近い幅)上げた調弦で、一の糸と二の糸が5度、二の糸と三の糸が4度の関係になります。明るく華やかな響きになりやすく、祝いの席の曲や賑やかな民謡でよく使われます。

三下り(さんさがり)

三下りは本調子から三の糸を全音下げた調弦で、一の糸と二の糸が4度、二の糸と三の糸も4度の関係になります。落ち着いた、やや哀愁のある響きになりやすく、しっとりした曲や語り物に使われることが多い調弦です。

調弦の合わせ方

  • まず一の糸を基準の音に合わせ、そこから二の糸・三の糸を目的の調弦の音程関係に合わせていく。
  • 耳だけで合わせるのが難しいうちは、チューナーで一本ずつ正確な音高を確認すると失敗が減る。
  • 調弦がずれたまま練習すると、正しい勘所を押さえても音痴に聞こえてしまうため、練習の前に必ず確認する。
  • 曲の途中で調弦を変える「上げ弾き」「下げ弾き」がある曲もあり、文化譜には調弦の指定が曲の頭に書かれている。

三味一体には調弦を確認できるチューナー機能があり、本調子・二上り・三下りのどれで練習しているかをその場で確認しながら弾けます。調弦が合っているか不安なときは、まずここで音を確かめてから練習を始めましょう。

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